久しぶりの読書感想。いままでのジェフリーとはちょっと違ったもんですけど、
エンターテイメントとして私は結構面白いと思ったので、よかったら読んでみてね。。
これはよく映画にもなってる007のお話なんですけど、
従来の作家さんの小説って一度も読んだことありませんでした。
映画もむかーしに一度くらい見たことがある程度で、実は私はあんまり007シリーズは好みの映画ではないんです。
でもなんでわざわざ買ってまで読んだかっていうと、ジェフリーが書いているボンドだから、です(^。^)。
なので、いままでのボンドと比べることはできませんが、
ジェフリーファンとしては至極の一冊なんじゃないかなと。
これね、登場してくる機関がちょっと特殊で、これを把握するのに私なんかは手間取りましたけど、
リアルに存在するものだそうなんで、勉強になります。
冒頭の事件からかなりスピード感のあるところは、ジェフリーのいままで読んできた小説だなーって思うし、
推理小説ではないから犯人はすぐ分かるんだけど、
その犯人を追うボンドは、リンカーンシリーズの知的な捜査同様に刺激的です。
007っていうとセクシー女性が出てきてホニャララ・・・みたいなシーンがあんのかなと思ってたんですが、
やっぱりそこはジェフリーのボンド。
女性とのからみはありますが、きっといままでの007を想像して読んだかたにはちょっと物足りないかも。
っていうくらい少ないよ。
やっぱりジェフリーのボンドは、かなり教養高い紳士な男性です。
緻密な悪巧みの計画から、それを打ち砕いていくさまなんかは
すごく細かいんですけど、わかりやすく描かれてます。
キャラクターも丁寧に設定されてて、簡単にのめり込めます。
最後にしっかりどんでん返しもあったし、まさにジェフリーならではのボンドなんだなと思います。
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