ジェフリー・ディーバー著
文藝春秋 (2008/10/10)
脱獄したカルト集団のリーダーを追いかけるストーリー。
リンカーン・ライムシリーズばかり読んできたのですが、このキャサリン・ダンス捜査官も面白いです。
ライムとは対照的に、ダンスは人間の所作や表情を読み解く「キネシスク」
という心理的分析を使って犯人を追い込んでいきます。
このお話も一歩先にいる犯人と、後手後手になっている警察との距離を
スリリングに縮めていく様子がうまく描かれています。
このカルトのリーダーは過去に一家惨殺をし、その時眠っていたために助かった女の子がいます。
その女の子は「スリーピングドール」と呼ばれています。
しかし読み終えてみると、実際の「スリーピングドール」は
結局だまされていたカルトのメンバーのことをさしているのかしら?って思いました。
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