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2011/08/29

神々の消えた土地  北杜夫著


戦時中の恋愛小説。



戦争末期の東京で二人は出会います。

そして淡い恋を経験し、信州松本の自然の中で、

「ダフニスとクロエ」というギリシャの物語のように、二人は結ばれます。

しかし空襲によって現実に戻され、1人は死に、もう片方は生き残ります。

ちょっと質の高い少女マンガかしら・・とも思いますが、結構感情移入して、心痛みます。

この物語の重要なモチーフとして出てくる「ダフニスとクロエ」というギリシャの物語を私は知りませんでした。

映画もあるようなので見てみようかなと思います。

題からは宗教的なお話を連想しましたが、、全然違いましたね。

北杜夫さんは高校時代に「どくとるマンボウ記」のシリーズに出会って以来、

とってもユーモラスな人なのだなという印象を持ってました。

だって笑わずにはいられませんから(笑)。

「楡家の人々」も高校時代に読みましたが、私が幼すぎて難解でした(苦笑)。

また北さんの本、読みます。


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